鉄コン筋クリート
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: DVD
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いろいろ感想はありますが、とりあえず蒼井優ってやっりすごいて思った。自分なりに役を解釈して演じてるというよりそこに嵌る感じ。二ノ宮もあってたと思うけど、二ノ宮は二ノ宮。でも演じながら役になっていく過程は二ノ宮のほうが見て取れてフレッシュだったかな。
あとこの映画の好きなところはなんといっても色彩。特に街の。ごちゃごちゃなんだけど、全体的にくすんでて、良い感じに埃っぽい。千と千尋〜に似た感じ。
内容に関しては、原作読んでないから何とも言えないけども、全体的な筋も、個々の行動もストレートで分かりやすかったかなと。ちょっと物足りない。松本大洋てもっと乾いてる感じのイメージがあるんだけど、今回のは青い春、ピンポンに比べて感情的な感を受けたな。こどもが主役だから?
個人的にちょっと萎えたのはクロとイタチの精神世界(?)みたいなシーン。もうちっとクロ自身の葛藤というか闇の力とシロとの間で揺れる感じを描いて欲しかったし、その2つがそう簡単には割り切れないってとことかを描いてほしかったな〜。
好きなシーンは木村と鈴木のシーンだな。もともと青い春からの関係が好きだし、最後に二人で会うところで、鈴木は最初からわかってたんだろうな、っていうのが演技からも伝わってきて切ない。田中泯良いなー。