トランス・アメリカ
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2007/01/27
- メディア: DVD
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すごく青くさい映画だなーと思いました。ベテランの俳優さんも出てるから素人映画ってわけではないんだろうけど、主役がお互いを探りながら旅をしてゆく様子がそう感じさせるんだろうな。すごくいい雰囲気。ココがいい!っていうシーンが特にあったわけじゃないんだけど、全編通して観終わると、いい気分になれる。
ただちょっと物足りなさが残ったのは前代的に客観的に描かれすぎててもっと個人にアングルをあてて描いても良かったんじゃないのかなとも思う。とくに探してた母親が父親だったときの息子の葛藤をもっと息子アングルで描いてほしいなーと。ただそれをやるとこの映画の全体的な雰囲気がまた変わっちゃうから難しいところなんだろうけど。また思い出したように観たい。
Feist/THE REMINDER
- アーティスト: FEIST
- 出版社/メーカー: POLYD
- 発売日: 2007/04/20
- メディア: CD
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もともとBroken Social Sceneが好きで、そしたらiPodのCMに使われ始めて。1枚目よりpostrock色が強いかな。I Feel It AllとかPast in Presentとか。postrockは大好きなので嬉しい。さらっと聴けるのに癖になるのは声のハスキーさとかアンニュイな感じ、夢見がちな感じとかそういうのが絶妙のバランスでポップなところなのかなと。
こういうさらっと聴けて、ちょっとガーリーでお洒落な感じは日本人も好きそうだから結構流行るんじゃなかろうかとひっそり思ってる。安藤裕子とか湯川潮音とかが好きな人辺りに。グラミー賞にもノミネートされてるし。音楽ファンにもそうじゃない人にもに勧めやすいアルバム。
BSSと一緒に来日してくれないかな。
L'Arc~en~Ciel/KISS
- アーティスト: L'Arc~en~Ciel
- 出版社/メーカー: KRE(SME)(M)
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: CD
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めずらしくフラゲ。ジャケかわいい。
全体的にいろんなタイプの曲が入ってるのはいつものことなんだけど、今回はいつもより貪欲な、濃厚な感じがする。その貪欲さがラルクっぽさだと個人的に思うので今回のアルバムは結構好き。あと前作よりプロっぽい?や、プロなんだけど。前作はなんちゅーか・・・新しいことやってみて歌詞とか拙いけど想いは詰まってます!みたいな感じであんまり好きじゃなかったんだ。好きな曲ももちろんあったけど。でも前作あっての今作というのもすごく感じる。とにかく今回は各曲がちゃんと個々でも全体でもまとまってて、さすがと思わせてくれる。
ちょっと細かいトコだとyukihiroのドラムがなんか日本のポストロック系の匂い(toeとかteとか)がして意外。好きなんだけど。hydeも唄い方のバリエが豊富なのと、歌詞の独特な語感もさすがって思いました。
スピッツ/さざなみCD
- アーティスト: スピッツ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
- 発売日: 2007/10/10
- メディア: CD
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結構新境地な気もするし、スーベニアよりはスピッツっぽさがある気もする。このバランスはバンドとしてとてもいいポイントにいるんじゃなかろうか。
スケールの大きいメロディとロックンロールな感じのメロディーがスピッツ色にちゃんと染まってて、シングルでポツポツ聞くより全然よいものに聞こえる。やっぱりスピッツはアルバムが良い。彼らは良い子ちゃんじゃないのよ。
あとすごく今更だけど、みんな演奏とか歌とか上手くなってるな。この年で上手くなるって凄いことだとお思う。
mum/Go Go Smear the Poison Ivy
Go Go Smear the Poison Ivy (Dig)
- アーティスト: Mum
- 出版社/メーカー: Fat Cat
- 発売日: 2007/09/25
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キラキラの中にざらっとした感触も残るすごくハートウォーミングかつシュールな1枚。それがジャケにも出てて凄く良い。細かいけど、ケースのCD入れる部分も紙(?)なとこもツボ。なんだかすごく物語を感じるアルバム。イメージが浮かんできて、夢みてるみたい。broken social sceneに近いかな。あっちはもっとお耽美だけど。
クリスティン好きとしてはちょっと寂しい気もする。
東京事変/娯楽
- アーティスト: 東京事変
- 出版社/メーカー: EMI Records Japan
- 発売日: 2007/09/26
- メディア: CD
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良い仕事。バランスが良いのはいつもなんだけど、今回は他のメンバーが全部の曲かいてのこのバランスだから凄いなと。しかも林檎はこの人のここが好きなんだろうなっていうのが伺える楽曲で、曲かいた人たちも林檎が唄ったら・・・っていうのを凄く大切に曲作ってる気がして、そういう意味でとてもハートフルなアルバムだなとも思う。で、同時にタイトル通り凄く娯楽的でもある。曲間が短く作ってあるのもそれを意識してかな。
個人的に好きな曲は
03.金魚の箱
初期の林檎っぽいのに作詞作曲とも伊澤なんだよね。彼のツボとキャッチーさがうまいこと混ざってて良い具合。
04.私生活
神様仏様亀田様。こういう惜しみない美メロをさらっとかけるのが凄いよなぁ。またこういうストレートなメロディに林檎の母性とか女性の強さを感じる詩がすごくしっくりあうのね。文句なしの名曲だと思う。
07.復讐
グランジはやっぱり彼女のルーツなのねと思う。すごく大切にしてる感じが伝わってきてあったかい気持ちになる。でもこういう曲に暖かさをのせる彼女は本人が言うようにやっぱりちょっと場違いな人間なのかしら。この曲がこのアルバムで浮かないのは刃田のトリッキーなドラムのお陰の気がする。
12.キラーチューン
これはバンドサウンドが憎いくらいポップでたまらない。まさにキラーチューン。どこがどうというもなしに耳なじみがよい曲。
さよならみどりちゃん
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/02/24
- メディア: DVD
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THE・最近の邦画(他意はないです)。
曖昧な立場に甘んじながら不安でしょうがなくって、かといって不幸でもなくって・・・っていうユウコは星野真里がはまり役。そして西島秀俊も。ダメ男を演じさせたら彼の右に出る人はいないんじゃないかとか思ってしまう。エンディングテーマも良かった。まさにあの映画のことじゃない!
最後のユウコがユタカに告白するところは、あれ、告白したらユタカは離れていくって絶対わかってるのに(1ミリくらいは期待してたかも)それでも言っちゃうユウコが切ない。自分だったら言えないな。
星野真里、かわいかったな。